店舖情報
衛生管理
ピアッシング時の衛生管理
基本的に、“ピアッシング”という作業を行う際は、使い捨てグローブを使用します。ピアッシング部位の確認やピアッシングのセッティング、片付けでもグローブを使用します。こういった作業でグローブは直ぐに汚れる為、その都度新品のグローブへ交換します。汚れたグローブでの接触が原因で起こる、交互感染を防ぐ為です。そして、ピアッシング時に使用する、ピアス、ニードル(専用の針)、ガーゼ、ドレープ、綿棒などは全てピアッシング直前に、カセットオートクレーブ(高圧蒸気滅菌器)にて滅菌処理を行っております。オートクレーブのカセットから取り出す際は、滅菌処理が損なわれないように、滅菌グローブを着用し、扱っております。その上、当店で滅菌処理の行えないマーキングペン、消毒含液綿棒、アルコールワイプは、滅菌済みのものを取り寄せております。
それに加え、施術内容によっては施術用のベッドにもシートを敷き、汚れた物が直接ベッドに触れたりしないようにしております 。
尚、ピアッシングルーム内にはダーティエリアを設けており、使用済みのニードルや、その他の道具はダーティエリアの汚染物ボックスにまとめています。
店内の衛生管理
当店では、店内全体の床面を掃除機での清掃と除菌剤によるウエットモップ清掃をグローブを装着し行っております。
店内の壁面、カウンターなども除菌剤により除菌を行っております。
そして、ピアッシングルーム内のジュエリー保管用キャビネットやピアッシングに使用する、作業台やベッド、手洗い場のシンク、鏡、そして、不特定多数の人が触るドアノブなどは、O-157、インフルエンザ、B型肝炎ウィルス、大腸菌、赤痢菌等を除菌できる『OPTIM 33TB ワイプ』にて除菌をしております。
衛生的なスタジオを維持するに当たり、お客様にご協力して頂きたいことがあります。
●店内では飲食厳禁(不衛生・飲食をする場所ではない為)
●店内でのお客様ご自身でのピアスの脱着(交差感染の経路を遮断させる為)
●ピアッシングルーム内のピアッシングに使用している作業台やキャビネットなどは手を触れない(不衛生・非常識)
●ピアスを装着している、装着した部位に触れること(交差感染の経路を遮断させる為)
これらの配慮のご協力をお願い致します。
滅菌前の洗浄処理
使い捨てできない道具に関しては、以下の様に洗浄処理を施しております。
①血液分解酵素が含まれた薬液で付け置き洗浄
②洗剤を使い、汚れをブラシで落とし、流水で洗い流す
③超音波洗浄機にて30分洗浄
④乾燥
全ての洗浄作業は、流水が飛沫が店内やピアッシングルームに飛び散り、汚染させないように別の部屋(ダーティールーム)で行っております。
ダーティールームはピアッシングルームと扉を挟んで隣接しており、使用後の道具類を感染経路を最小限に抑えてダーティールームへ運ぶことが出来ます。
ブラシでの洗浄作業は、自身が汚染されないように、アイシールド付きマスクやエプロン、アームカバー、グローブを装着して洗浄を行っております。
洗浄後の乾燥は滅菌の効果を上げる為には重要な工程です。
オートクレーブ(高圧蒸気滅菌)による滅菌
高圧蒸気滅菌器という内部を高圧力にすることが可能な耐圧性の機器を用いた滅菌方法で、芽胞を含め全ての微生物及びウィルスを死滅させることができます。
オートクレーブ内には、滅菌処理の過程を判定する、化学的インジケータクラス5段階中の5に相当する検知カードを入れています。
滅菌前の検知カードは薄い緑色ですが、滅菌処理を行うことで真っ黒く色が変化します。
滅菌が不十分な場合は、真っ黒にはならず、その場合は再度滅菌を行います。
常に完全な状態で滅菌をするに当たり、オートクレーブを運転したサイクルが確実に滅菌条件(温度、圧力、時間)を満たしているかを判定する、オートクレーブ用化学的インデグレータストリップを滅菌毎に入れております。
インデグレータストリップは、全ての滅菌条件に反応して、表面窓領域のバーが伸びてきます。
1つでも滅菌条件が不十分であれば不合格の領域にバーが止まります。
それに加え、毎回の滅菌履歴を、ジャーナルプリンターから印字することができます。滅菌動作時間、動作工程内容、滅菌工程の確認が行えます。
生物学的モニタリングテストの実施
生物学的モニタリングテストは細菌が入った生物学的インジケータをオートクレーブで滅菌し、実際に細菌が死滅しているかを判定するモニタリングです。
生物学的インジケータをオートリーダーで培養することで、滅菌結果の判定をすることができます。
生物学的モニタリングテストのみが、滅菌器内における実際の細菌芽胞の死滅を検出します。
滅菌バッグなどについているインジケータや化学的インジケータ、滅菌条件を判定するインテグレータでは細菌芽胞の死滅の判断はできません。
プロフィール
ボディピアスのカルチャーは年々日本でも一般的に浸透してきていますが、正しい情報や知識はまだまだ浸透しておりません。
正しい知識や情報をより多くの人に知って頂き、ボディピアスの良さや楽しさを知ってもらえるようにしていきたいです。
そして、独特なカルチャーですが、一昔前のアンダーグランドなカルチャーではなく、健全なカルチャーであり、ファッションであったり、自己表現の一つだと思っております。
これからも皆さんにとって最適なアドバイスやお手伝いをしていけたらと思います。
オーナー/ピアッサー
ATSUSHI
〔プロフィール〕
高校一年の時にMIX JUICEに出会いボディピアスに目覚める。
高校を卒業し大学へ進学後、経営学を学びながらピアッシングの勉強をする。
大学卒業後、MIX JUICEのメインピアッサーとなる。
2012年からはMIX JUICEのオーナーとなる。
2014年,2015年,2018年にはボディーピアス先進国アメリカのラスベガスで行われたAPP(Association of Professional Piercer’s)の勉強会にも参加し、最先端の衛生管理と技術の知識を得る。
関東近郊のみならず、全国のピアッシングスタジオやタトゥースタジオでも積極的にゲストワークもこなし、より安全に楽しめるハイクオリティなボディピアッシングを提供している。
2015年の冬にはイタリアのピアッシングスタジオでのゲストワークもこなし、ボディピアス先進国での経験をしている。
2016年の冬にMIX JUICEを一時休業し、渡豪する。その後、APP(Association of Professional Piercer’s)のメンバーの在籍する、パースのピアッシングスタジオ Opal Heartとシドニーのピアッシングスタジオ Stone Heart Body Artでレギュラーピアッサーとして活動する。その間、自身もAPP(Association of Professional Piercer’s)のメンバーとなる。そして、AUPP(Australian United Professional Piercers)のメンバーにもなる。シドニーのStone Heart Body Art勤務時は、とても人気があり、“Japanese Jesus”の愛称として人気を博せていた。
2020年の夏に帰国し、秋にMIX JUICEを再開させる。
2024年8月には、APP(Association of Professional Piercer’s)の審査が通り、返り咲く。